PSR(JA): Applying for Leadership

リーダー志願

ラ・レーチェ・リーグ・インターナショナル(LLLI)は人種、民族、宗教、生物学的な性別、出身地、家系、年齢、配偶者の有無、心身の能力、社会経済的な地位、政治的な見解、自分で認める性別、性的な指向、家族の構成、あるいはそのほかの分類や立場にかかわらず、さまざまな背景を持つリーダーを公正に認定することに努めます。

はじめに

LLLIはその目的と使命を果たすために、認定部を通してリーダーを認定します。それぞれのリーダーにはさまざまな文化的背景がありますが、同じ考え方を共有し、1対1の相談や集いという共通の方法を通して母乳育児をサポートします。

ラ・レーチェ・リーグ(LLL)が多くの人々から信頼され、組織として高い評価を受けている主な理由は、1年かそれ以上の母乳育児の経験がリーダーになる条件として求められているからです。「母乳育児を通したマザリング」は、子どもの欲求を満たす、敏感で応答性の高い方法を示しています。LLLリーダーは、実際の経験に基づいて、「母乳育児を通したマザリング」の、さまざまな例や困難の乗り越え方を伝えます。

志願前の話し合いでは、志願に関心のある人とグループリーダーで、「LLLIリーダー志願のための必要条件」を満たしているかどうか話し合います。認定部によってリーダー志願が受け付けられたときは、3人からなるチームができます。すなわち、アプリカントと、サポートリーダーと、認定部所属リーダーです。

アプリケーションの期間を通して、認定部所属リーダーは、アプリカントとサポートリーダーの双方と連絡を取りあいます。

〔A〕LLLI リーダー志願のための必要条件

アプリケーションを始めるには、「個人の経験に関する必要条件」、「ラ・レーチェ・リーグでの経験に関する必要条件」、そして、「個人の持つスキルに関する必要条件」を満たす必要があります。

LLLIが定める「LLLIリーダー志願のための必要条件」は、さまざまな環境にある人が「LLLの考え方」を生活に取り入れて実践していることを考慮し、広い意味にとらえて書かれています。

サポートするリーダーと認定部所属リーダーは、アプリケーションを円滑に進めるためにできる限りの努力をする必要があります。これには、志願者が必要条件を満たすために、少なくとも4つの集いに出席するよう、リーダーの推薦を得られるよう、また、アプリカントが読める言語と形で参考文献を提供できるよう協力することなどが含まれます。

個人の経験に関する必要条件

母乳育児は、「おっぱいを飲む」、「哺乳」、「胸での授乳」*など、さまざまな表現で呼ばれることがあります。この方針の中で、LLLIは、これらすべての用語について、子どもに乳房から直接授乳することを指すと定義します。

*訳注:「胸での授乳(chestfeeding)」は性別を表さないで「母乳育児(breastfeeding」)を表現することを目的とし、英語で新しく用いられるようになった用語

母乳を与えた経験、そして母乳で育てた経験に加えて、対面やオンラインで集いに参加したり、ウェブサイトの情報を得たりしながら深めるラ・レーチェ・リーグでの個人的な経験は、志願者がリーダーとしてほかの人をサポートするための強力な基盤となります。

リーダー志願できるのは、次の経験がある人です。

  • 赤ちゃんを12ヵ月かそれ以上母乳で育てたことがある
  • 正期産で生まれた健康な赤ちゃんなら、おおよそ半年くらいに赤ちゃんが栄養的に母乳以外の食べ物を必要とする様子を見せてから、補完する食べ物与えはじめた
  • 栄養を与える方法としても、ふれあい、なぐさめ、ぬくもり、保護、安心を与え、敏感に応える方法としても、赤ちゃんの様子に心をくばってこまやかに応じる母乳育児を選択した

「おっぱいカップル」のいずれかに医学的、生理学的、解剖学的な問題があり、リーダー志願をする人の母乳育児経験が LLLIのThe Womanly Art of Breastfeeding *(『だれでもできる母乳育児』)に書かれているような通常の生理学的な母乳育児の進み方ではなく例外的だった場合は、特別な考慮がなされます。
*訳注:『だれでもできる母乳育児』は現在書店で販売されていませんので、この本に関してはラ・レーチェ・リーグリーダーかラ・レーチェ・リーグ日本にお問い合わせください。

「特別な考慮」が必要となる例としては次のようなものがあります。

  • 乳房の手術や乳腺組織の形成不全により、母乳の出が少ないとき
  • 母乳の分泌を誘発した場合
  • 養子で引き取った赤ちゃんへの授乳
  • 重篤な病状や、授乳と両立しない薬を服用する必要があったために、一時的に母乳を中断した場合
  • 口唇口蓋裂、小さく生まれた赤ちゃん、遺伝子疾患などにより、一時的または恒久的に赤ちゃんが乳房に吸いつけない場合

「特別な考慮」のガイドラインに基づいて個人の経験に関する必要条件を満たすためには、志願者は赤ちゃんに、栄養のほかにも、ふれあい、なぐさめ、ぬくもり、保護、安心を与え、敏感に応える方法として、赤ちゃんの様子に心をくばってこまやかに応じる母乳育児をしていることが必要です。

個人の母乳育児の経験が、個人の経験に関する必要条件と異なり、「特別な考慮」が適用されると予想される場合は、認定部所属リーダーに相談しましょう。

ラ・レーチェ・リーグでの経験に関する必要条件

リーダー志願できるのは、次の必要条件を満たす人です。

  • LLLの会員である、または、志願するエリアの仕組みに応じた貢献をしている
  • LLLの目的、使命、考え方を支持している
  • 可能であれば、オンラインを含め、集いに少なくとも 4回参加したことがある
  • リーダー活動はボランティアであることを明確に理解している
  • 読める言語と形で手に入る場合は最新版のThe Womanly Art of Breastfeeding (『だれでもできる母乳育児』)に書かれた内容を把握している
  • PSR:LLL の方針と規則 に書かれているようなリーダーの基本的務めを果たしたりそのほかの活動でLLLに貢献したりするための時間を作る意思がある
  • アプリケーションの学習を修了する意思がある
  • LLLリーダーから推薦されている

個人の持つスキルに関する必要条件

リーダー志願できるのは、次の必要条件を満たす人です。

  • アプリケーションとリーダー認定のための準備に必要なコミュニケーション・スキルを、その人が望む言語で使うことができる
  • 個人の違いを受け入れ、ほかの人を尊重する
  • 人を批判せずに情報とサポートを提供できる
  • 必要に応じてリーダーの務めを果たすために必要なコミュニーション・スキルを身につける意思がある

〔B〕LLLI リーダー認定のための必須項目

アプリケーションの期間、アプリカントは、サポートリーダーや認定部所属リーダーと話し合いながら、母乳育児の基本と援助のためのスキル、リーダーのスキル、そして「LLLの考え方」について学んでいきます。サポートリーダーと認定部所属リーダーは、参考文献をアプリカントが読める言語と形で手に入るように、できる限りの努力をする必要があります。アプリカントがLLLリーダーとして認定を受けるには、次の必須項目を満たす必要があります。

  • 「LLLIリーダー志願のための必要条件」を満たしている
  • LLLの考え方」を理解していることを実体験で示している
  • 次に挙げる「母乳育児の基本と援助のためのスキルに関する必須項目」と「リーダーのスキルに関する必須項目」に書かれたすべてのアプリケーションの学習の項目を修了している
  • LLLリーダーの誓約書に署名している

認定までに修了すべきアプリケーションの学習内容は次の通りです。

母乳育児の基本と援助のためのスキル

  1. 次に挙げる話題について正確で最新の知識を持つ。また、『BRG:母乳育児に関する参考文献の手引き』、最新版のThe Womanly Art of Breastfeeding(『だれでもできる母乳育児』)、あるいは読める言語と形で入手できるもので認定部が認めたこれらに準ずる教材など、信頼のできる最新の参考文献から必要な情報を探し、その情報を正確に伝えることができる。また、これらの話題について、常に最新の情報に精通するように心がける。
    • 母乳育児の基本と援助、問題解決のスキル
    • 母乳育児に関する基本的な生理
    • 出産に積極的な姿勢で臨むことが、母乳育児の始まりと確立にどのような助けとなるか
    • 母乳育児の一般的な進み方
  1. どのような状況が一般的な母乳育児の進み方とは異なるかを理解し、必要に応じて相手がさらなるサポートや医療的な助言を得られるよう支援する。
  2. 読める言語と形で入手できるLLLの情報や参考文献の活用のしかたを知っている。LLLの情報源には、The Womanly Art of Breastfeeding (『だれでもできる母乳育児』)、『BRG』、『リーダーズハンドブック』のほかに、次のようなものを含む。
    • 医学関連担当(PL)部
    • 『リーダー・トゥデイ』(あるいはそのほかのリーダー向けの発行物)
    • 『ブレストフィーディング・トゥデイ』(あるいはそのほかの一般向けのLLL発行物)
    • LLLIのウェブサイトやそのほかのLLLのウェブサイト
    • インターネットを通じて得られる信頼できる母乳育児情報
    • そのほかの、根拠に基づいた参考文献

リーダーのスキルに関する必須項目

  1. 『チェックリスト』の学習を修了する
  2. 読める言語と形で手に入るなら、The Womanly Art of Breastfeeding (『だれでもできる母乳育児』)を読み、その内容を広く伝える
  3. 読める言語と形で手に入るなら、『リーダーズハンドブック』を読む
  4. 次のことができるようになる:
    • リーダーの務めを開始するのに必要なスキルを認識し、理解している
    • 母乳育児と子育てに関し、個人が選択することを受け入れ、かつ尊重することの大切さを理解する
    • ほかの人を援助する際に、的確で効果的なコミュニケーションをとる
    • ほかの人が自分の得意な分野を伸ばし、自信を身につけるのをサポートできるような効果的なコミュニケーション・スキルを身につける努力を続ける
    • LLLが発行する参考文献、特に読める言語と形で手に入るならThe Womanly Art of Breastfeeding(『だれでもできる母乳育児』)と『リーダーズハンドブック』について精通し、関連する情報を集めてまとめ、その中から必要な情報を選ぶ
    • 相談、文書作成、および報告に関してLLLが定めるガイドラインを理解し、それに沿って仕事をする
    • 『リーダーズハンドブック』、『PSR:LLLの方針と規則』、およびそのほかのLLLIや LLL の発行物に明記されているLLLの方針を理解し、これに沿って仕事をする
    • 母乳育児をする人や、リーダーになる準備をする人が置かれた状況はさまざまに異なることを受け入れて相手に寄り添い、その人の目的を達成するのをサポートする意思がある。また、さまざまな背景を持つ人と一緒に仕事をする意思がある。
  1. 『リーダーズハンドブック』に書かれているような、リーダーのスキルと姿勢とを継続して発展させていく意思がある。それは、次の方法で体得することができる:
    • 読書
    • 個人の経験
    • 参加できるなら、集いやそのほかのLLLの集まりへの参加
    • LLL主催のコンファレンスやワークショップ
    • サポートリーダーや認定部所属リーダーとの話し合い

これらのスキルと姿勢とは、パーソナルヒストリーや集い、そして『プレビュー』の実践といったアプリケーションの学習で示されます。

リーダーは、この方針を実行するために、『リーダーズハンドブック』を使用します(参考文献を参照してください)。

〔C〕異議申し立て

ラ・レーチェ・リーグ リーダー認定に関する異議申し立ては、次の場合におこなうことができます。

  • LLL認定リーダーになるための志願がしりぞけられたとき
  • 認定前にアプリケーションが中止されたとき

リーダーまたは認定部所属リーダーがリーダー志願者に対して、志願をしりぞける決定を伝えるとき、あるいは、LLLIリーダー認定部総責任者(DLAD)がアプリカントに対してアプリケーション中止の決定を伝えるときは、同時に、異議申し立ての権利があることを伝え、「LLLIリーダー認定異議申し立ての手続き」と、そのための用紙について情報提供しなければなりません。

LLLIウェブサイトで一般に公開されている参考文献:

リーダー志願に関心がありますか
LLLの考え方
PSR:LLLの方針と規則
LLLI規約第2部目的
LLLIのウェブサイト

ユーザー名とパスワードによって、リーダーとアプリカントが閲覧できる参考文献:

リーダーズハンドブック第5章
リーダー向け、志願前の手引き

1998年2月発行
1998年10月、2004年8月、2019年6月、9月、2020年2月、
2021年11月改訂
2021©ラ・レーチェ・リーグ インターナショナル

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